整骨院とアフィリエイトブログで起業経験がある「おあしす」です。
初めて副業で起業したのはオンラインショッピングでした。海外サプリの個人輸入をしていましたが、円安の影響で利益がほとんどなくなっていたのでオンラインショッピングは閉店しました。
起業して分かったことですが、専業で起業する方は特に起業前の準備が重要です。起業したら利益を稼がなければたちまち倒産してしまいます。
起業成功のために準備は大事なので必要な準備を解説していきたいと思います。
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専業・副業で起業を予定している方
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起業前の準備を知ることで起業の成功率がアップします
起業成功は事前準備で決まる
起業する前段階として正社員、学生、専業主婦という状態であると思います。特に専業で起業すると自分が事業を維持する費用を稼がないといけません。起業前の準備で起業成功が左右されます。
起業したら集客しかできない
起業するとまず、損益分岐点をゼロにすることが目標になると思います。
事業の維持費と自分の生活費を稼がないとたちまち倒産します。
私は、ベッド2つの狭い整骨院を開業3ヶ月ほどで不定期営業にして深夜のバイトや早朝バイトをしていました。本業の整骨院だけでは、生活ができませんでした。
最初から稼がないと生活すらできなくなります。起業初期は生活できないことが分かっているので運転資金を確保します。
それでも、運転資金は無限ではありませんのですぐに利益を上げなければいけません。利益を上げるには集客するしかありません。
起業してポップ作りや販促物の制作、ホームページ制作、SNSの運用などをしていると集客どころではありません。集客ができないから色々なことをするのですが、色々なことを起業前すべきでした。
集客できないからネットサーフィンして時間を浪費したり、チラシを配っても来客が無いからチラシを作り変えるのは時間のロスで準備不足だと今は感じます。
全てが揃ってから起業する
私が、言われたことで印象に残っているのが、
「すぐにでも、営業ができる状態が必要」
例えば、前職が飲食店の店長で接客、メニュー、仕込み、調理、宣伝、仕入れ、バイトの教育、備品の管理、店のレイアウト、オペレーションの流れが考えなくてもできている状態であれば前職の飲食店のように売上げることができるわけです。
一方、店長クラスでなくマネジメントの経験がない方は起業した途端に手探りで集客や事業をすることになり時間を浪費して運転資金がなくなってしまいます。
起業は、集客して利益がでるプロセスが完成したところで起業するべきだと思います。
起業初期だからこそ、集客して利益を上げることに集中すべきだと思います。だから、全てが揃ってから起業するべきなのです。
副業で起業ならある程度の準備でOK
今まで専業で起業することを想定していましたが、副業で起業する時の準備はある程度でいいと思います。なぜなら、副業を専業起業の前段階にすることが多く失敗しても本業があるので生活に困ることは無いからです。
副業で何をするかですが、副業であっても少しの資金は必要だと思います。副業の準備は資金の使い道で損をしないように調べるぐらいだと思います。
資金があまり必要ない副業
- アフィリエイター
- クラウドワークス等で仕事受注
- noteなどで有料コンテンツ販売
今までの経験で有料級のノウハウや知識、経験をコンテンツにして販売することが資金がいらず一番リスクが少ないと思います。本業で頑張り、権威と実績を身に付けると有料コンテンツは作りやすく販売しやすいです。
起業成功に必要な準備
起業で成功するために必要な準備は重要なことは分かったと思います。これから、必要な準備を解説していきます。
なぜ起業するのか
起業目的は人生の目的です。起業することは大イベントで、一生にあるかないかです。
目的はゴールです。ゴールがあれば、ゴールの仕方も工夫できますし道をそれても正しい道に戻ってくることができます。なぜ起業したいのか、目的を決めることは一番最初に決めるべきことだと思います。目的をあやふやにすると起業しても失敗したり、元の職業に戻ることになります。
何の事業をするのか
何かの事業をするということは、他者に無いものを提供することで成り立ちます。そこらへんにあるものを売っても買ってはくれません。
商売が成立する構図は需要と供給です。
需要が多ければ高価格は売れますが、供給が多ければ多くの人が安いものを欲しがるので低価格でなければ売れません。
需要と供給の関係とは
「砂漠で水を売る」
「北極で防寒着を売る」
「農作物が不作の国で食料を売る」
供給が少ないところで需要のあるものを売れば高価格でも売れてしまうのです。砂漠で水が無ければ、500mlのペットボトルを1万円でも売れます。
逆に、豊作ビンボーという言葉を聞いたことがあると思います。豊作で供給が多いと価格は下がっていきます。
価格は需要と供給で決まります。全ての価格にそれが言えると思います。
つまり、需要のある事業をしようということです。
需要の無い事業は世の中から消えていきます。自分が需要があると考えた業種で起業するべきだと思います。
起業業種に対する自分のスキル
価値の無いものは売れませんので、価値あるものを生み出さなければいけません。価値のあるものを生み出すには経験、知識が高くないとできません。
働いたことのある業種で独自のサービスやものを提供するのが基本だと思います。異業種で起業するのはおすすめできません。ただ、異業種ではあるが今までの経験が生きる業種は成功することがあります。
起業した時に、現職の同業者と戦っていけるかが問題だと思います。現職で他者に負けない自信があれば独立してもやっていける根拠になると思います。
起業業種に何のスキルが必要なのか考える必要があります。今までにないサービスを提供しようと思ったら、作ろうと思っているサービスに必要なスキルを得なければいけません。
起業業種の市場研究
起業業種が決まったら市場研究をします。自分の事業は市場の中でどの位置にあり競合企業はどこで競合企業のシェアはどれくらいか、市場の成長率はどれくらいかなどを調べます。
市場の中で自分の立ち位置を決めて、どうやったら勝ち続けることができるかを考えます。他社と同じことをしていては、生き残ることはできません。
「オンリーワン」でなければ小さい企業は存在感を示すことはできません。
「オンリーワン」になるには、差別化戦略が必要です。市場研究し他社との差別化戦略を考えておかなければいけません。
市場研究が終了したら起業して何を売っていくかを考えておかなければいけません。
他社に勝つには価値のあるものを提供しなければいけません。価値のあるものを作るには、それ相応の時間が必要です。
サービスを提供するのであればどんなサービスを提供したら顧客の問題解決ができるか、どんなものを提供したら顧客満足度が上がるのか、顧客が満足するものを作るべきだと思います。
ビジネスを副業で試すことができるか検討する
市場研究もしたし研究に基づいた商品開発もしたからこれで上手くいくと思っていても、実際に起業すると足元をすくわれることがあります。
ビジネスはやってみないと分からないので失敗したらどうしようという悩みが出てきます。しかし、今はいろいろなWEBサービスで独立前に副業で自分の起業を試せる時代になったのでビジネスを始める前に成功するか分かります。
例えば、有料コンテンツの販売をしようと思えばパソコンと光回線があれば副業で十分起業できます。
飲食店をしたい時でも、ウーバーイーツなどの宅配業者を活用すれば自宅で調理して運んでもらえばリスクなく十分起業できます。
市場調査をしても分からないことはあります。実際に、起業すれば分からないことが分かりますが本業を辞めていればやり直しがきかなくなります。それよりは、週末起業で市場の生の反応を知り対策をした上で起業すれば成功率は上がります。
飲食店のテイクアウト専門店がどうやって看板も店も無いのに宣伝するのかと思います。しかし、実際の飲食店舗も最初は知られていないと来客は少ないです。どうやったら知ってもらう方法はSNSでの宣伝です。
実店舗の飲食店は、SNSでの評判で来客が決まる時代です。美味しい食事だけが目的ならテイクアウト専門店でもいいと思います。味だけのお試し起業なら十分に顧客の反応を見れます。
しかも、SNS運用を学習できて1石2鳥です。アイデアを出せば本業を辞めることなく将来の布石が打てます。
事業計画書の下書き
専業起業の場合は、運転資金や設備資金が不可欠です。運転資金は自己資金でまかないところですが設備資金は業種によって金額が大きくなるので融資を受けなければいけません。資金支援を受ければ話は別ですが、大概融資で設備資金は準備すると思います。
もし、退職してから融資を受けるための事業計画書の作成を始めると大変なことになります。時間が足りなくなりますので、前もって事業計画書の下書きを作成することをおすすめします。
また、起業の準備で副業でのお試し起業をおすすめしていたのは融資を受けるための事業計画書作成のためです。事業計画書は具体的に成功する根拠を示していかないと融資担当者を納得させることはできません。
事業計画書の記載内容をご紹介します。
創業者・創業メンバーのプロフィール
起業業種に関することを中心に書いていきます。起業業種にプラスになるような異業種の経験は書いて損はないと思います。
企業理念
起業する目的や企業としての理念を書いていきます。なぜ、起業するのか・誰にどんな価値を提供していくのかなどを書いていきます。
事業内容
具体的な事業内容を書いていきます。どのマーケットで何を誰にどのように売っていくのかなどを書いていきます。
自社のサービスや商品の強み・特徴
今どこを見ても世の中に足りないものはありません。ニッチなものであれば存在しないサービスやものはありますが、世の中には足りないものはありません。そんな中で自社のサービスや商品はなぜ必要とされるのか、売れるのかを書いていきます。他社と違うところを示さないといけません。他社と同じであれば古くから付き合いのある所と取引をするのが普通なので自社が入っていく余地が無いことになります。
市場環境・競合について
市場規模、競合企業数、成長率、顧客の特徴、顧客が求めているものなどを当然のように知っておかなければいけません。市場の中での自社の立ち位置などを融資担当者に説明できるように書いていきます。
商圏、立地、プラットフォーム
実際の店舗は、半径3kmぐらいです。交通状況によって違いますが、10分以内で行ける範囲が商圏になります。立地が決まれば自ずと商圏は決まります。ものを提供する事業は、商圏が大事になります。また、人通りや交通量が少ないところでいくら商売をしてもお客は気付いてくれません。大手の店舗ほど好立地に出店しています。大手と戦うなら好立地は外せません。
ただ、今はweb上でも起業はできます。直接顔を合わせなくても購入してくれます。店舗の家賃は好立地になると何十万単位でかかってしまいます。しかし、ネットビジネスをすることで家賃の負担が減ります。その代わりwebに詳しくないと成立しないビジネスだと思います。
誰が、誰に、なにを、どこで、どうやって、売っていくのか
起業後に、ここを間違えると全てのプランを練り直さないといけなくなります。起業前にきちんとプランを考えるべきです。
販売やマーケティング戦略
商品が良くても自然に売れていくことはありません。宣伝し顧客に商品を知ってもらわなければいけません。SNS、チラシ、ネット広告、メディア広告、テレビ広告、ラジオ広告をして商品を知ってもらい購入してもらわなければいけません。
生産方法・仕入先など
商品を製造することも大事な業務です。商品を製造する際に材料が必要です。商品をつくる材料を安定的に仕入れられなければ安定して商品を製造できません。ここの部分があやふやだったり現実味が無ければ起業の話自体が机上の空論になってしまいます。
売上に関する計画
売上予測を書いていきます。実際に営業していないので売上に関しては、予測しづらいです。しかし、副業で起業を試していれば何日間の営業でこれくらい注文がありSNSの反応はこうだという売上の根拠を示すことができます。
専業で起業したら営業日数はこれくらいで実店舗でも営業するので売上はこれくらいを見込めますと書くことができます。計画とはいえ根拠のある数字を書いていかないといけません。
資金調達に関する計画
事業計画書は机上の話で事業計画書通りにはいきません。融資担当者は融資のプロなのでどんなに事業計画書が良くても融資した金額を返済できるかどうかを査定します。自己資金やいざという時に支援してくれる両親、兄弟などの親族、友人がいるかどうかなどを聞かれます。資金調達に関しては、下書きすることはほとんど無いです。ただ、自己資金は起業までに貯金しておくことをおすすめします。
仕入先や売上先を見込む
仕入先を事前に準備するのは、商品にかかわるからです。商品を製造する時に同じ質のものであればできるだけ安く手に入れたい。いい商品で差別化するにはいい材料を仕入れなければならない。すぐに、たくさんある仕入先から優良な仕入先を選定するのは時間がかかります。
何度も言いますが、営業に集中するには営業以外を事前準備をしなければいけません。
売上先を起業前に準備できないと思われるかもしれませんが副業でお試し起業をすると顧客を獲得することができます。もし、専業起業ができてすぐに顧客がいたらすぐに売上ができて収益が安定します。
難しいですが、売上先を事前につくらず一か八かで起業後に売上先をつくると大変な時間がかかります。
小さい事業であれば、SNS集客が中心になってきます。SNSで反応の無い事業は目が無いと思っていいと思います。副業として起業できるなら売上先をなんとしてもつくるべきです。それが、起業成功の近道です。
チラシやパンフレットの販促物作成
チラシや営業ツールのパンフレットであったりメニュー表はデザインを決めるのに時間がかかります。事業の骨格ができているのであればデザインを決めておけばネット印刷で簡単に発注できます。
チラシは宣伝でも使いますし、パンフレットをくださいとお客様に言われることもあります。起業時にこれらの販促物が無いと営業することができません。
デザインはプロに外注してもいいと思います。きれいに作ってくれます。
自己資金の貯蓄
国民生活金融公庫や銀行で融資を受けたという話を聞いたことがあると思います。
事業資金を全額融資してくれることはありません。
自己資金が無ければ起業の真剣度を疑われます。
起業は人生の一大イベントです。そんな、一大イベントなのに準備期間が何ヶ月で貯金も少しだけだと真剣に起業を考えているのかと思われてもしょうがないと思います。
他人の金で起業はできないのです
補助金申請の検討
起業に際して補助金をいただけることがあります。申請して審査を通過すると自分の指定口座に入金されます。
申請書類作成があり申請期限があるので注意が必要です。補助金はもらえると大変助かりますので申請を検討すべきだと思います。
ホームページの準備
昔は、ホームページの無い企業も多かったですがスマホが普及してホームページの無い企業はありません。
ホームページ作成代行のサービスがありますが、パソコンの操作がわりとできる方は自分で作成してもいいと思います。
委託と自作ではホームページの維持費が年間で大変な費用差です。できる限り、自作でホームページは作成した方がいいと思います。
SNSの準備
最近は、Instagramでの集客が当たり前になっています。飲食店に関しては、ほとんどの店舗でInstagramで集客しています。ホームページの代わりにされているところもあります。
Instagramの層が若い女性なのでおしゃれなカフェや洋服など画像が宣伝効果になる業種には Instagramは最適な宣伝手段だと思います。
ただ、Instagramも数件の投稿だと味気ないページになったり映えが少ないと宣伝効果が薄れてしまいます。Instagramの運用方法を勉強しておけば起業した時もスタートダッシュができ、副業でお試し起業する際もInstagramが必要だと思います。
まとめ
専業起業の初期はどれだけ早く来客してもらい収益を出す。最初は、珍しさで来客される方もいます。オープン初日に来客が無いとその後はなかなかお客様は足を伸ばしてはくれません。
もちろん、商品の評判が良く徐々に人気が出てくることもありますが早く損益分岐点を突破しないと事業の継続自体が難しくなります。
起業をするには多くのことをしなければいけません。職があるうちに準備を進めておけば退職し、いざ起業するとなった時もスムーズに起業することができます。
起業の準備が忙し過ぎて起業した日にヘトヘトだと意味が無いと思います。できることは起業前にやっておくことで起業の成功率はアップします。
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